25日、都内で、映画『るろうに剣心』の初日舞台挨拶が行われ、俳優の佐藤健(23)が出席した。

シリーズ5700万部突破の人気漫画の映画化。幕末に『人斬り抜刀斎』として恐れられていたが、明治維新後に『不殺』の誓いをたて流浪人として旅をする伝説の剣客・緋村剣心が、様々な人との出会いを通じて自らの生き方を見出していく姿を描く。

佐藤は「無事に今日という日を迎えられたこと、心からうれしいです」と笑顔。昨夏の京都で行われた4カ月にわたる撮影を振り返り「本当に暑苦しい現場でした。監督のアドレナリンがキャスト全員に伝わって、熱量がすさまじかった。本当に感慨深いです。とにかくうれしい」と喜びを語った。

そして、撮影でのアドリブについて香川照之(46)は「基本的に大友組はアドリブがないんですが、ガトリングガンぶっ放すシーンでは、佐藤さん青木さんが降参して出て来たときに、思わず出てしまった…」と告白。「この時代の武田観柳だったらたぶん、こいつらを脱がしたいだろうと思って」と、香川流に考えた観柳像を口にし「でも、健君は真に受けて、本当に袴の紐を解こうとしてた。下から脱ごうとしてるから、わかってるんだね」と話し、笑わせた。(撮影:小山伸正)

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