26日、都内で、映画『王様とボク』のトークイベントが行われ、映画初主演の菅田将暉(19)が出席した。
本作は、やまだないとの同名人気漫画を映画化。不慮の事故による意識不明の状態から12年ぶりに目覚めた18歳の体と6歳の心を持つ青年・モリオとその親友の交流を中心に、誰もが経験する大人への旅立ち、青春の光と影を描く。
公開まで1ヶ月を切り、映画単独主演を果たした菅田は「初めての主演で、当時はあまり意識してなかったけど今になってはすごく感じていて、公開が楽しみです」と笑顔を見せた。撮影は、昨年の12月に2週間という短期間で集中的に行われた。撮影を振り返り、菅田は「とにかくディスカッションを現場でして、体が18歳で中身が6歳という、数字だと分かりやすいけど、そのまま表現していいのか悩んだ。パンクしそうになったら監督にアドバイスをもらっていました。すごい楽しかったです」と話した。
また、本作を経たことで変化や成長を感じることも多いといい「以前、ある先輩の俳優さんに『人生楽しいか?』と聞かれ、そのときは意味が分からなかったんですが、この作品に関わってから人生が楽しいと思いながら過ごしてます」と語った。(撮影:江口明裕)