「田宮さんは、7月にリハビリ専門の病院へ転院しました。しかし、その生活は予想以上に過酷なものでした。彼の左半身には、いまも麻痺が残っています。脳がダメージを受けたことによる高次脳機能障害という状態で、感情の抑制が利かないこともありますが、不思議と浅野さんがいるときは、田宮さんも落ち着いていられるようです」(田宮の知人)

残暑厳しい8月末、都内のリハビリ専門病院に、浅野ゆう子(52)の姿があった。17時ごろにタクシーで病院へ乗りつけた浅野は、バッグを肩から下げ、紺のニットに七分丈パンツ姿。黒い帽子を目深にかぶり、大きなマスクをつけて足早に院内へと入っていく。向かった先は、4月12日にくも膜下出血で倒れた田宮五郎(45)のもとだった。

2人の極秘交際をスクープしたのは、本誌6月26日号でのこと。交際が報じられると、浅野はマスコミ各社へのFAXで『私の良き理解者』と田宮との交際を認め、《田宮さんは今、『生きていきたい』と前向きに信念を持ち、懸命に病と闘っております》と綴っていた。突然の悲劇から間もなく5カ月。今も必死にリハビリを続ける田宮のもとへ、彼女は通い続けている。

「くも膜下出血の後遺症なのでしょう。会話が嚙み合わなかったり、声のボリュームを調節することが難しいなどの症状が出ているみたいです。早く復帰したいのに思うように体が動かない。イライラが募るあまり、病室内では『なんでなんだよ!』と病院スタッフに対して怒号を浴びせることもあったそうです」(前出・田宮の知人)

そんな変わってしまった彼の状態を、浅野も病院の先生から聞いているはず。だが、この約5カ月間、彼女がつらい顔を見せているところは見たことがないと前出の田宮の知人は話す。

「強い女性です。もともと芯のある方でしたが、今回の闘病を受けて、さらに決意を新たにしたようです。涙をこらえながらも、『私があなたの手足になる!』と言わんばかりに、彼の世話を率先して買って出ているみたいです」

一日も早い社会復帰に向けて奮闘する田宮。そのそばには、いつも涙をこらえて笑顔を浮かべる浅野が寄り添っている——。

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