13日、福島県会津若松市の鶴ケ城で、来年のNHK大河ドラマ『八重の桜』のクランクイン会見が行われ、主演の綾瀬はるか(27)が登場した。

ドラマは、福島県出身で戊辰戦争の落日、会津の鶴ケ城に500人の女たちと立てこもり、銃を持って戦ったことから『幕末のジャンヌ・ダルク』と呼ばれ、後に同志社大学を創設した新島襄の妻となる新島八重の一生を描く。

福島は、同ドラマの舞台。綾瀬は、収録後の会見でおもむろに「ありがとなし(ありがとう)」「ごめんなんしょ(ごめんなさい)」「にし(あなた、おまえ)」と地元の会津弁を披露した。「普段から使うようにしています」と語る綾瀬だが、八重の兄役の西島秀俊(41)に『にし』と呼びかけてしまうこともあり、ここでも『天然キャラ』全開のよう。しかし、年上の西島に『お前呼ばわり』と『呼び捨て』となることから、周囲から注意されたこともあるという。
 
7月下旬から会津弁のテープを聞くなどして猛特訓中の綾瀬は「幕末の激動という苦しい中を乗り越え、前を向いて歩こうとした八重の生涯、会津の方の生きざまを見ていただき、被災地の力になれたら」と意気込みを語った。(撮影:鈴木鍵一)

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