「近いうちに解散」——野田佳彦総理のこの発言で、民主、自民、公明の3党合意が成立し、消費税法案が可決された。ところが、ある与党ベテラン議員によれば「永田町で『近いうちに』というのは、『永遠にない』に等しい」という。そこで、数ある”永田町用語”について、ベテラン議員にホンネで解説してもらった。次の選挙で騙されないためにも、こんな言葉を使う候補者には要注意!

●「遺憾に思います」——決してよいこととは思わないが、だからこうするとまで言わなくてすむ、便利な言葉。たとえば、韓国の李明博大統領の竹島上陸を「遺憾」だと言ったら、「肯定はしません。だからといってどうするかという話は、今ここでは言わないし、言えない」ということ。

●「ただちに影響はない」——原発事故後、枝野幸男官房長官(当時)が会見でよく使っていました。これは最近の永田町用語。「近いうちに」と同様、いつかは分からない。先送り、責任回避の言葉です。要は「私にも分からないから、どうこう言われても困る。先のことまで責任は持てません」という意味です。

●「前向きに検討します」——「たぶん無理ですが、いちおう聞きましたよ」という意味。その場では相手の顔を立ててあげるときに使います。「前向きに善処する」は、少し希望を持たせる場合に使います。有権者の陳情を、にべもなく断って票を減らすわけにはいかないので、選挙が近くなると、政治家が空手形のように乱発する言葉。でも結局は、ほとんど善処なんてしません。

●「郷土を思う気持ちは誰にも負けません」——こういうことを言う奴は、あまり地元に帰らない議員に多い。元首相の大物議員がよく使う言葉です(笑)。「東京に大きな家を持っている」という意味でしょう。

●「粛々と」——真面目にやっていますが、誰も見てないので証明できない。つまり「本音はやる気はない」という意味です。