「進次郎議員は『議員になってから、たかだか3年足らずの私ごときの発言で、総裁選に影響を与えてしまうのは、私の本意ではありません』と、どの候補を支持するかを明かしませんでした」(自民党関係者)

自民党の青年局長を務める小泉進次郎議員(31)。彼のもとには、総裁選の複数の候補者から彼の支持を取り付けるため、さまざまなアプローチがあったという。

「当初、進次郎議員は各候補の主張を聞いたうえで、9月19日に誰を支持するのか公にすると言っていました。しかし、彼の支持が総裁選を左右するという報道もあり、結局、支持候補を明言することを避けてしまいました」(前出・自民党関係者)

各候補者のなかで、いちばん執拗に”支援要請”をしてきたのは石原伸晃幹事長(55)だった。別の自民党関係者はこう話す。

「小泉純一郎元首相の個人事務所にも電話がかかってきたのです。電話の主は石原幹事長の母・典子さんでした。典子さんは、電話に出た小泉元首相の姉の信子さんに『石原父子にとって、総理になることは、政治家としての夢。親戚のよしみで、なんとか進次郎議員に、伸晃の当選のために協力してくれませんか』と懇願したそうです」

この電話に対して、信子さんは「純一郎には伝えておきます」と返答した。実は、小泉家と石原家は親戚筋にあたる(※)。そんな石原家からの「親戚だから支持してほしい」との支持要請。しかし、進次郎議員はこの石原家からの要請をきっぱりと断ったという。

「『石原幹事長が出馬していること自体が許せません。谷垣総裁が指名した幹事長なのに、一緒に責任を取るべきです』と、はっきり”嫌です”と表明しました」(前出・別の自民党関係者)

石原候補も、親戚筋だから支援を頼むというのはいかがなものか?

(※)小泉純一郎の弟の妻と、石原慎太郎の妻・典子氏が同じ一族

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