22日、所属事務所から独立した演歌歌手の美川憲一(66)が、東京都立葛飾野高校の文化祭でコンサートを開催した。保護者の「美川さんに学園祭に来てほしい」との要望から美川の友人を通じてオファーし、ステージが実現した。
関係者によると、通常は『1ステージ700万~800万円』の出演料を得るという美川だが、この日は10万円で、デビュー以来初めての高校文化祭のステージに立った。経費を除くと実質赤字も美川は「お金うんぬんじゃなくて気持ちよ」とアピール。約900人の生徒や保護者を前に新曲『金の月』など6曲を披露した。
また、独立騒動に自ら触れ「ご心配おかけしましたけど、落ち着きました」と報告。「芸能界なんて騒がれるうちが華よ」と笑い飛ばした。騒動後は「おかげさまでお仕事くださるのよ。捨てる神あれば拾う神があるの」と順調ぶりを明かした。
事務所幹部解任騒動の渦中にある小林幸子(58)の新曲が『茨の木』に決まり「私はお金の問題で『金の月』、向こうはいばらの道で『茨の木』。いいんじゃないのぉ」と笑顔。最後に報道陣から「デュエットはいかがですか?『運のツキ』という曲で」と提案されると「おだまり!」と一喝。最後まで場を沸かしていた。(撮影:柴田悟)