8日、周防正行監督(55)の『終の信託』が27日に公開されるのを記念し、同監督の過去作品を上映する『周防正行映画祭』とトークショーが都内で行われ、役所広司(56)、草刈民代(47)、竹中直人(56)ら、これまでの作品の出演者が出席した。

周防監督は「生前葬のようですね。さっき、妻にお葬式はもっと質素にしてと言いました」と照れ笑い。そんな周防監督に、『終の信託』に出演する役所は「僕にとって周防監督作品はパスポートみたいなもの。心から愛しています」と述べ、周防監督の妻で同作の主演を務めた草刈は「家にいると忘れてるけど、今日は改めてすごい人なんだと思い出しました。死ぬまで精進して作品を作っていって下さい」とエールを送った。

また草刈との馴れ初めを聞かれた周防監督は「勘違いですかね」と答え、笑いを誘うと、「『Shall we ダンス?』のプロモーションで一緒になることが多くなり、毎日2時間ぐらい電話で話すようになったんです。それで『俺は良く思われているんだ』って勘違いして。でも、結婚したら毎日違う人と長電話してるんですけど」と照れながら明かしていた。(撮影:柴田悟)

関連カテゴリー:
関連タグ: