‘80年に引退した百恵さん(53)のヒット曲を、幅広い世代の歌手がカバーしたアルバム『山口百恵トリビュート・セレクション』が3日に発売された。太田裕美や中森明菜など、百恵さんと交流があった17組が参加。このアルバムで『冬の色』を歌った南野陽子(45)が、百恵さんとの思い出秘話を語ってくれた。

「百恵さんから聖子さん、そして私に、みたいなアイドルの流れもよく聞かされていました。この曲(『冬の色』)は、プラトニックがうたいあげられていて、とても純粋で心に響くんです。百恵さんファンだった私の元マネージャーさんが、この曲をよく現場で口ずさんでいたな、とか思い出しました」

20年ほど前、南野は百恵さんの自宅に訪れたこともあったという。南野だけでなく十数人が招かれたホームパーティで、百恵さんは手料理を振る舞ってくれたそうだ。南野は引退した百恵さんの私生活を尊重しつつ、当時の思い出を少しだけ話した。

「お家にお邪魔したのは、その一度だけです。大皿がたくさん並ぶお料理で、とてもおいしかったです。そのうち、周りの方が『私、あの曲好き』とか『歌って、歌って』と百恵さんにリクエストし始めて。百恵さんはカラオケで快く何曲も歌ってくださって、私も好きだった『乙女座 宮』を百恵さんとデュエットさせてもらったんです。そのときのツーショット写真を、私だけの宝物として持っています」

今回『冬の色』のレコーディングの際、南野はその写真を歌詞カードの横に置いて歌ったそうだ。引退して主婦を選んだ百恵さんは、南野にはまぶしく見えたという。

「潔く、カッコよくとても素敵だと思いますね。私は結婚も遅かったので百恵さんのようにはいかなかったですけど、若いころは結婚して引退することに、憧れたこともありました。お会いしたときも、多くの人にすごく気遣いされて控えめな感じでしたが、存在感がある人だなと思いました」

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