「今回演じるのは、すごくヘビーな作品です。まさか40歳をすぎて2人出産した私に、こうしたお話が来るとは思ってもいませんでした。仕事を受けた理由ですか? 私の実際の生活とあまりに違いすぎる内容が、逆に面白かったからですかね(笑)」
ざっくばらんな口調。おおらかな笑顔。ママになった田中美奈子(45)は、さらにパワフルなっていた。出産後は仕事をセーブしていた田中だが、5日スタートの昼ドラ『幸せの時間』(フジテレビ系)の主演を務め本格復帰。連ドラ主演は実に、9年ぶりだ。
人気マンガ家・国友やすゆき原作のこのドラマは、夫の浮気、愛人との対決、年上女性と同棲する長男、売春を決意する長女と、とことん昼ドラらしい衝撃的内容。これまでの彼女のイメージとは真逆の役にも思えるが……。
「主人ですか? すごく嫌がりっていました。台本を読ませたらさらに顔色が変わって『これ、やるの?』と怒っているようでした。でも、いろいろ取材を受けましたけど、主人のこと聞かれたのは初めてです(笑)」
結婚は07年。夫は近所の幼なじみで、家族ぐるみでつきあいのあった俳優・岡田太郎(38)だ。08年には長女(4)、翌年には長男(2)と、年子で2人を出産。普段、夫はイクメンだというが、今回の仕事には激怒していたようだ。
「その後、相手役が西村和彦くんに決まったので、『西村くんなら主人も共演しているから“よかった”と言うかな』と思いました。でも主人は『余計イヤだ。どうしてもやるなら、相手役を俺にやらせろ』とかワケのわからないことを言い出して(笑)」
そのため、ご主人のヤキモチ解消のためにも隠し事はしないという。
「台本は、いつも主人の読めるところにおいてあります。スケジュールもおいて出ますね。私がどこにいてどんなシーンを撮っているか意外とわかっているので、チェックしているんだと思います」