11月15日、東京・増上寺で、舞台『家康と按針』の製作発表会見が行われ、主演の市村正親(63)が出席。10日に亡くなった女優の森光子さん(享年92)を偲んだ。

森さんとは、互いの舞台を観劇しあうなど交流を続けてきた市村は、「森先生は日本のお母さんでした。天に召されてしまったわけですが、大きな俳優であると同時に大きな舞台人であった。僕も森先生と同じぐらいの年齢まで舞台に立ち続けなくちゃいけないな」としみじみ。森さんが日々スクワットで鍛えていることを知ってから、自身もスクワットを欠かさないようになったと明かし「舞台に立つには足腰が大事と教えてくれたのも森先生です。同じ舞台人として恥じないように一生懸命やりたい」と語った。

同舞台は’09年以来の再演で、日本に最初に訪れたイギリス人であるウィリアム・アダムズと徳川家康の友情の物語。市村が初演に続いて家康を演じ、新キャストと共演する。

来年に俳優生活40周年を迎える市村。同舞台のロンドン公演で、記念の年のスタートをきることに、「健康に気をつけて乗り切っていきたい」と意気込みを語った。

(撮影/河崎文雄)

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