NHK大河ドラマ『八重の桜』(来年1月6日スタート)の初回完成試写会で、主演の綾瀬はるか(27)は、次のように挨拶した。
「ようやく、第1話が完成して、いよいよ始まるんだなと胸が高鳴っています。八重役を全身全霊で演じ、頑張っていきたいと思っています」
着物姿の綾瀬を見た報道陣からは「痩せたんじゃない?」「体が引き締まった感じだね」といった声が聞かれた。実際、彼女は自然に体が絞られるほど、薙刀などの稽古はハードなものだったという。9月に、福島県の会津ロケからクランクイン。つづく茨城県のロケでは、戦闘シーンの撮影が行われた。
「八重は会津藩砲術師範の娘で、薙刀、砲術が得意な設定です。特に鉄砲は、男性でも持って走ると汗だくになるほど重い。綾瀬さんは重さ4キロもあるライフル銃を撃つシーンを撮りました。200名近いスタッフが参加しているうえ火薬も使うシーンですから、失敗は許されません。この日ばかりは『なんか、お腹が痛くなってきた~』と綾瀬さんも初めて弱音を吐いていましたね」(番組スタッフ)
綾瀬自身も、大河スタッフたちの期待に応えようと必死のようだ。重い銃を持ったり、ハードな撮影をこなすための体力強化は必須なだけに、稽古場でもストレッチや筋トレに励んでいる。
「片手をパイプ椅子に、もう一方の手を床について、ヒザをつきながら腕立て伏せを左右それぞれ30回、さらに腹筋を30回。両腕を後ろに組んで上下に動かす肩甲骨ストレッチもしています。ロケの時も、厚いシートを持参してホテルの部屋やロケ先で、ストレッチを欠かしません。会津ロケで、桜の大木に登るシーンがありますが、彼女は人の手を借りず、スルスルとみごとに登って驚かせたそうです」(別の番組スタッフ)
そんな綾瀬の“肉体改造”には、実家からもサポートがあるという。長丁場を乗り切るため、食生活にも気を配っている娘のために、野菜が届けられるそうだ。
「最近の彼女の食事は、野菜と鶏肉が中心のメニューだそうです。綾瀬さんの実家は広島の専業農家。この時期は、ほうれん草、広島菜、春菊、水菜の収穫期で、こうした野菜を実家から送ってもらっているようです」(芸能関係者)