「私が常盤貴子さん、主人が内野聖陽さんの台詞を担当して、家族みんなで台本の読み合わせをして1カ月以上練習したんです。撮影現場では、『よーい』の掛け声でカメラ撮影が始まると、不思議と役に入れるみたいです」

そう語るのは、ドラマ『とんび』(TBS系)で佐藤健(23)の子ども時代を演じる五十嵐陽向くん(3)の母。今クール№1の視聴率を叩きだしているこのドラマで話題となったのが、陽向くんの類まれな演技力だった。

母のそばで「よろしくおねがいします」とニコニコ笑う陽向くん。茨城県に住む会社員の父と専業主婦という、ごくごく普通の両親の母の間に生まれた。芸能界に入ったのは9カ月のころだったという。母がこう続ける

「小さいころの思い出に何か残ればと思い、今の事務所に入ったんです。初オーディションのときは、もう親のほうがドキドキでね。初めてのお仕事は、1歳後半のときにいただいた『こどもちゃれんじ』のDVD出演。すごく嬉しくて親戚中に見せました(笑)

メキメキ頭角を現してきた陽向くん。何か特別な教育があったのだろうか?

「もともと言葉を話し出すのが早い子だったんです。1歳になって単語を話し始め、後半には自己紹介できるようになっていました。覚えるのが早いというか、何でも頭に入っちゃうらしくて。特に教育方針というものはありませんでしたが、『途中で投げ出さないで』とは言ってきました。だからでしょうか、負けず嫌いでね。オーディションに落ちると『もういっかいやる!』と言って泣き出すくらいです」

撮影現場では、両親役の内野聖陽や常盤貴子から特にかわいがってもらっていたという。こんな驚きのエピソードも!

「常磐さんとの最後の撮影のとき、もう会えなくなるとわかった陽向が急に泣いてしまったんです。常磐さんも『陽向、泣くなよ』と涙目になっていました。すると、この子は何を思ったのか『5さいの3がつ5かにときわさんとまたおしごとができる』と言ったんです。なんでそんなことが言い出したのかわからないですけど、常盤さんも『メモしておくよ』といっていました」

陽向くんは1月30日で4歳になる。彼が漏らした“予言”は来年ということになる。そこで陽向くんに、将来の夢を聞くと「サッカーせんしゅと、うたをつくったりしたい。ヤッターマンのうたがすき!」と答えた。天才子役の可能性は無限に広がっているようだ。