「先日2~3年ぶりに会いました。ものすごく忙しそうなので『おいしいものを食べに行こう』となったんです。でも、店内でもお客さんに写真撮影をせがまれていました。彼女は『先生の教えてくれたダンスが役に立っています』と言ってくれて本当に嬉しかった」

そう語るのは、京都市『山本喜洋ダンススクール』の山本英美さん。パートナーの喜洋さんとのペアで社交ダンス界のトップに立ってきた彼女は、前田敦子のモノマネで大ブレイク中の芸人・キンタロー。(31)の恩師でもある。出会いは約10年前。大学競技ダンス部4年目の年に、キンタローが英美さんのダンス教室を訪れたことがきっかけだった。

「彼女は初対面のときから人とは違っていました。『よろしくお願します♪』と歌いながら踊り出して(笑)。あまりに面白いからすぐに打ち解けました」(英美さん)

身長152.5センチで“四頭身”とも言われているキンタロー。は決して社交ダンスに有利な体型ではなかった。だが、彼女は人一倍熱心に練習していたという。いまでこそ、その体型は芸人にとっての“長所”となっているが、当時はコンプレックスを抱いていたようだ。

「ある日、彼女が通販で買ったヘッドギア型の矯正器具を持って来て『これをつけて寝ると小顔になるんです』と言うんです。さらに効果が出るようにと、そのまま踊り出したことも(笑)。『小顔になりました?』と聞くから、『なるわけないやろ!』って爆笑しました(笑)」(喜洋さん)

そんな彼女の周りはいつも人が集まるように。そして英美先生もキンタロー。と何でも話せる仲になっていった。

「恋愛の話も、私にだけ打ち明けてくれていました。『いつも“交際していることは秘密にしてくれ”とカレに言われるんです』と悩んでいました。あの子が失恋したときに『いつまでくよくよしてても仕方ない。きっと相手の男の子は突然視力が良くなったんだよ』と言うと『そうだねー』と振っ切ったりして、いつも明るい子でした(笑)」

今はお笑いという別の道へと進んだキンタロー。に、喜洋さんはこんなエールを送る。

「彼女のダンスのキレが現役時代とまったく変わっていないのに驚きました。きっと今でも相当の練習をしているはずです。あの子の芸のレパートリーはこんなもんじゃない。単なる一発屋じゃないですよ!」

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