ディズニーの新作アニメーション『シュガー・ラッシュ』が3月23日に日本で公開される。『塔の上のラプンツェル』や『ライオン・キング』など歴代のヒット作を抜き、全米オープニング興行成績№1のフルCGアニメーション作品だ。

舞台となるのはゲームの裏側の世界。仕事を終えた後のゲームキャラクターたちが動き出す――。

主役のラルフは、レトロなアクションゲーム『フィックス・イット・フェリックス』の悪役キャラ。30年間、毎日ビルを壊し続けてきた。しかしラルフは「もう悪役はいやだ! ヒーローになりたい!」と、ルールを無視して、ほかのゲームに不法侵入。お菓子の国で出会った孤独な少女・ヴァネロペとの間に友情が芽生えたとき、ゲーム界に大事件が起こる!

「まるで4本の映画を撮るようなものだったよ」と、プロデューサーのクラーク・スペンサーは今回の挑戦をこう表現した。主人公のラルフはゲームからゲームへ冒険の旅をするため、ビジュアルのテイストからキャラクター・スタイルまでがまったく異なる4つの世界を作り、それを統合させる必要があった。そのため、キャラクターの総数は約190、セット数は約80という他に類をみない驚異的なプロジェクトになったのだ。

また、ラルフが悪役キャラの集会に参加するシーンでは、『スーパーマリオブラザーズ』のクッパ大王や『ストリートファイターII』のザンギエフなど、実在の有名ゲームのキャラがカメオ出演。奇跡のコラボにも注目だ。

監督リッチ・ムーアいわく「完成するのに3年かかったよ」というそのストーリーは、誰もが”ウルウルきちゃう”王道もの。最後まで一気に見せるスピード感、見事に張られた伏線の数々、自然と目頭が熱くなる泣きどころ……どれをとっても超一流。

歴代の名作にも負けない新時代の傑作アニメーションがここに完成した。

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