「息子さんは、お父さんと一緒に卒園式に出られるのが本当にうれしかったようで、ずっと笑顔をみせていました」(式に出席した保護者)
 
桜の花もほころび始めた3月中旬の穏やかな日。都内にある幼稚園の卒園式に向かう松平健(59)と長男(6)の姿があった。

「息子さんが園にいる間には色々なことがあったので、松平さんも感無量だったのでしょうね。式典中は目を潤ませていました」(別の保護者)
 
松平は05年に14歳年下の元タレント・友里さん(享年42)と再婚したが、彼女は10年11月に自ら命を絶った。妻の非業の死から2年半、松平は悲しみに耐えながらシングルファザーとして奮闘してきた。雑誌やテレビなどのインタビューでは、「今は息子の成長が何よりの励みであり、楽しみ」と語る松平。公開中の映画『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』では、刑事役で声優を務めた。『ドラえもん』は、長男も大好きなアニメで、出演を伝えると大喜びだったという。公開記念イベントでは「タイムマシンで息子の将来をみてきたい」と笑顔をみせる場面もあった。

長男は4月から小学生。弁当持参の学校生活が続くが、新しくひとまわり大きな弁当箱も新調したそうだ。

「息子さんは空になった弁当箱をいつも松平さんにみせてくるそうです。そんなやり取りにも成長を感じてうれしくなるんだとか。いまは小学校で使う持ち物に一緒に名前を書いたり、入学準備を親子で楽しみながらやっているそうですよ」(テレビ局関係者)

息子に寂しい思いはさせない――。亡き妻に捧げた〝イクメンの誓い〟を、松平はこれからも守り続けていく。

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