先日、お披露目された歌舞伎座のこけら落とし公演にサプライズ出演した中村勘九郎の長男・七緒八くん。その後も、連日出演し、見事な見えを披露している。わずか2歳2カ月で見せた大物の片りん。家での素顔を母親の前田愛さんに聞いた。

「健康優良児で熱なんてほとんど出したことがないのですが、前の晩は緊張からなのか知恵熱を出してしまいました」

知恵熱が出たのは彼が舞台に興奮したからかもしれない。なんでも七緒八くんは早くも芝居の虜のようだ。

「息子は芝居のことを”ばいばい”と言って大好きなんですよ。主人や弟(七之助)と一緒になって”見え”を切ったり、おもちゃの刀を使ってチャンバラごっこや立ち回りをしたり、母とも毎日のように歌舞伎のビデオを見て芝居ごっこをやっているくらいで。アニメよりも”ばいばい!”って」

”ばいばい”大好きの七緒八くんは初日を終え『満足そうな顔』をしていたという。そうして目下、わずか2歳にして連日歌舞伎座の舞台にあがる。

「最初は負担が大きいんじゃないか、と心配もあったんですが、毎日すごく楽しそうに出かけていくので大丈夫そうですね。私も初めての子どもなのでよくわからないのですが、2歳の子がここまで?と驚くほど、お芝居のことばかり考えているのかも(笑)。まだ言葉が話せないのですが、彼が何を思っているのか聞いてみたいですね」

気の早い質問ですが、この先どんな役者になってほしいですか?

「まだ今は”役者”でもありませんし先々のことはわかりません。今は、父や主人が大事にしてきたことに興味をもってくれることがうれしいですし、それで十分です。これからも今のように芝居に興味をもって、楽しんでくれたらいいなと思いますね」

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