6月5日、米カリフォルニア州の自宅で、故マイケル・ジャクソン(享年50)の長女・パリス(15)が自殺を図った。「パリスは祖母と実母の間で板挟みとなり、精神的に不安定な状態が続いていたようなんです」(ジャクソン家の知人)

 祖父母と同居しているパリスだが、年ごろの彼女が悩みを相談できる相手は周囲にいなかった。そこでパリスは実母のデビー・ロウ(54)に頼り始めたという。

「今年に入ってからパリスは祖母の目を盗んでは、母・デビーとの密会を繰り返していたいたそうです。デビーとしては、パリスの悩みを真剣に聞いてあげられないお姑・キャサリンを苦々しく感じているようです。実母として娘に会うことは当然だとも思っているそうですね」(音楽関係者)

 デビーとパリスが乗馬を楽しむ姿をパパラッチされると、すぐさま祖母・キャサリンは反応したという。「彼女はパリスを『もう絶対にママに会ってはダメ!』と諭したそうで、この件をきっかけに、パリスの精神状態は不安定さを増していったようです」(前出・音楽関係者)

 前出・ジャクソン家の知人は、祖母・キャサリンが母・デビーに対してある疑念を持っていたと告白する。

「デビーがパリスに近づいたのは、推定500億円以上といわれるマイケルの遺産目当てだと思っているようです。キャサリンは知人に『絶対にお金目当てだわ。15歳の世間知らずの子供をたぶらかそうなんて、悪魔のような女だわ』とも漏らしたそうですね」

 まさしく実母と祖母の「遺産」をめぐるバトルにパリスは巻き込まれてしまったのだ。マイケルが’02年に残した遺書によると、遺産はキャサリンに40%、3人の子供たちに40%が渡るとされ、慈善団体への寄付が20%と明記されている。デビーはマイケルの遺産を受け取ることはできない。

 娘の自殺未遂に、嫁姑の争い……。天国のマイケルも悲しんでいるだろう。

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