「江戸情緒がいっぱい残っていて、いいですね〜!2年前の前回公演のときからいい街だなと思っていましたが、時間がとれずに散策できなかったんですよ」
そう話すのは、明治座『氷川きよし特別公演』(6月30日まで)で連日、お芝居に歌に奮闘中の氷川きよし(35)。明治座公演は今回で2度目。念願だった“浜町歩き”に繰り出すことができた若は、手ぬぐい屋さん、金物屋さんなど下町らしい老舗を巡り、楽しそうに束の間の散策を堪能した。
「おいしそうな食べ物屋さんもたくさんありますけど、公演中は行きたくても時間がないので、近所で買ってきてもらったものを楽屋で食べています。今いちばんのお気に入りは焼き鳥ですね」
座長公演は、若き銭形平次を演じるお芝居とコンサートの2部構成。コンサートでは、自らデザインしたピンクのチェック柄スーツにピンクのメガネなど、凝った衣装も見どころだ。また、お芝居では「人はみんな幸せになるために生まれてきたんだ」といった名せりふに胸を打ち、涙ぐむ観客も。
散策でほっと一息入れた若は、終盤に向けた意気込みを「とにかく千秋楽まで全力で頑張ります!」と語った。