《昨夜は、やけ酒家飲み、ではなく、家出した》
6月13日付の自身のブログで“家出”を告白した、岸谷香（46）。96年に岸谷五朗（48）と結婚し、いまは長男（11）、長女（10）の子育てを中心に暮らす日々のなか、母として思わずキレてしまう事件が勃発した。
彼女のブログによれば、岸谷が長男の小学校を訪れたところ、長男の机に“くたびれた紙袋”を発見。その中には、文房具や配布物、そして採点された理科のテストがあったという。
昨年、岸谷は1年間限定でプリンセス プリンセスを再結成。往年と変わらぬパワフルな歌声で観客を魅了した。活動継続を望むファンの声も多かったが、岸谷は、「これ以上やると家庭が崩壊します。今日もＰＴＡの会合忘れてて。上の子は熱出しちゃうし」 と、昨年末のインタビューで語っていた。
歌手活動を封印して子育てに全力投球してきた岸谷。最近のブログでは教育に関する話題も多いが、家出の告白には多くのママたちが反応。コメント欄には、
《うちの子とおんなじ感じだぁ～とちょっと安心しちゃいました》《香さんも普通のママなんだ―》など、男の子の母親として共感する声が寄せられた。
6月中旬、朝6時に長女をワンボックスカーに乗せ自宅を出発する岸谷の姿を本誌は目撃している。彼女は戻ってきたかと思えば、またすぐ長男を送りに出かけていった。ほぼノーメークの横顔が、朝の慌ただしさを物語っていた。
この日の午後、岸谷は真っ赤なTシャツにサングラス姿で再び車で出かけて行った。長男の塾の送り迎えだろうか。たしかに、仕事と家庭の両立はかなり大変そうな奮闘ぶりだ。
「再結成の1年間を振り返って、香さんは『仕事も家庭も中途半端にできないから大変だった』と苦笑していました。結婚当初は、夫の五朗さんに『子供ができても音楽だけはやらせて』と訴えていたのですが、長男が生まれてからはすっかり育児を優先させる生活でしたから」（音楽関係者）
岸谷は歌姫から教育ママへの変身の背景をやはりブログで、《実は私は、進学したものの、プリやってたから、大学ってものも行ってなくいわゆる学歴コンプレックスみたいなものがあったの》
と明かしている。彼女には、付属中学校に在籍していたものの、音楽に熱中するあまり内部進学に失敗し、別の高校に進んだという過去があった。
「学業で自分のような後悔はさせたくない」――“家出”はそんな思いを裏切られたショックもあったのだろう。
さて、家出した岸谷の行く先が気になるが――。
《チョー楽しい、打ち合わせ飲みに、大変身！！》
来年のツアーの打ち合わせを兼ねて、スタッフと飲み会に繰り出したようだ。
音楽仲間とリフレッシュした岸谷。翌日からは、また愛する子供たちのために、早朝からキッチンで大車輪の活躍ぶりだったに違いない。
