1980年代に人気を博したテレビアニメ「魔法の天使 クリィミーマミ」で主演声優を務めた太田貴子(45)が7月6日、同番組放送30周年を記念した書籍「MODE Creamy Mami 魔法の天使 クリィミーマミ 30th Anniversary」の発売記念握手会を都内で行った。
ファン100人がつめかけた会場を前に太田は「当時はこんな豪華な会場ではできず、おもちゃ屋の一角やデパートの屋上とか、庶民的なところでやっていました」としみじみ振り返り「でも昭和はそれが普通だった。平成とは大違いね」と一人大笑い。同アニメには芸能界にも多くのファンがいるが「こんなに盛り上がるとは思ってもいなかったし、不思議。ほかの魔法系アニメとは違い、心に残るシーンやキャラクターが多いのが魅力。改めてマミちゃんって凄いと思う」と根強い人気に舌を巻いていた。
魔法のステッキを手に入れたことから人気アイドル“クリィミーマミ”に変身した優の活躍を描くアニメ。同書には名場面ランキングや同アニメのファンを公言する中川翔子などへのインタビューをはじめ、乃木坂46の斉藤飛鳥らをモデルにしたメイクレッスンなどが収録されている。
放送当時、太田は16歳だったこともあり「ほかの声優さんが帰る中、アフレコはいつも居残りでした。舌足らずだったし、収録は苦労の連続」とぶっちゃけ、さらに「サイン会では自分の名前でサインをしていたけれど、ある時『クリィミーマミでサインして!』と言われたときは悩みました」と今だからこそ語れるエピソードを披露。それでも「何とか書きましたけどね」とプロ根性を見せつけていた。