水谷豊(60)の主演映画『少年H』が、『モスクワ国際映画祭』で特別作品賞を受賞した。この映画で水谷は、妻の伊藤蘭(58)と夫婦共演を果たしている。 2人の共演は29年ぶり。テレビ局関係者によれば、「水谷さんは82年に伊藤さんとドラマ『あんちゃん』できょうだいを演じ、さらに翌83年から84年にかけて放送された『事件刑事チャボ!』では彼が一目惚れする記者役に伊藤さんを指名。共演から5年後に結婚しました。今回、映画のプロデューサーから『主人公の奥さん役は蘭さんで』と指名されてしまい、水谷さんは相当悩んだと聞いています」

 このプロデューサーとは、テレビ朝日でドラマ『相棒』も手がける松本基弘氏(49)。そのオファーを断りきれなかった水谷は、「撮影が昨年5月からと決まったため、伊藤さんに『僕はこの映画の撮影中に60歳になるんだ。僕の還暦のお祝いに出てもらえないかな』、そう言って口説いたそうです」(前出・テレビ局関係者)
 伊藤も、唐突な夫からの申し出に思い悩んだ。

「そのとき蘭さんの脳裏に浮かんだのは、2年前に亡くなった、キャンディーズの仲間だった田中好子さん(享年55)のことだったそうです。蘭さんにとって、スーちゃんはずっと尊敬してきた女優さんでした。役者として志半ばで逝った彼女への思いも、出演の決意を後押ししたようです」(別の映画関係者)

 そして夫の還暦を撮影現場で迎えた2人。夫婦であることを意識せず、常に和気あいあいの現場をつくったそう。“いつか2人で……”と願っていた共演作で賞を獲得した2人。還暦のプレゼントは、思いもよらないおまけ付きだったようだ。

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