7月18日、『燃えよドラゴン 製作40周年記念リマスター版』リリース上映会が都内で行われ、シークレットゲストとして俳優の竹中直人(57)が登場した。同イベントは’73年製作の『燃えよドラゴン』と主演のブルース・リーの没後40周年を記念したもの。竹中のトークショーと同作の上映会が行われた。
40年前の日本での劇場公開当時、高校3年生だった竹中は「圧倒的な存在感でした。あの姿、あの声、あの髪型。全てにしびれましたね。あれからもう40年かあ……」と感慨深げにブルース・リーへの愛情を話した。
“日本で初めてブルース・リーのモノマネをした男”と公言する竹中。「映画は20回くらい観て、セリフも覚えていましたね。所作も全て真似して。体もブルース・リーに近づけるように鍛えていましたから。それに何より髪の毛があったので」と自虐混じりに話し笑いを誘った。
ブルース・リーの衝撃を受けた竹中は、友人たちにも勧めようとしたそうだが、「友達にリーの凄さを伝えるためモノマネを見せたんです。それでいざ劇場に行ったら、感動のシーンでみんな僕のモノマネを思い出して笑ってしまったんです」と若き日のエピソードを語った。
現在、時代劇で剣豪を演じているが、ここでもブルース・リーが活きているそうで、「この間も、僕一人で13人斬りました。斬った後、気持ちはリーになるんです。こんな風に」と得意のモノマネを披露し、会場を後にした。
(撮影/夛留見彩)