いよいよ7月20日に公開となる、宮崎駿監督最新作『風立ちぬ』。映画は、大正から昭和へ、1920年代の日本を舞台に零戦の設計者・堀越二郎と薄幸の少女・菜穂子との出会いと別れを描いた作品となっている。

『風立ちぬ』の作画監督・高坂希太郎さん(51)は、数多くのスタジオジブリ作品の制作に作画監督や原画として関わってきたアニメーターだ。高坂さんは宮崎監督をこう語る。

「宮崎さんだって、機嫌のいい時はダジャレや下らない冗談でよく笑います。少年のような笑顔でニカーッと(笑)。失敗談や物まねのような笑いが多いです。マンガチックな動きをしたり、盆踊りっぽい踊りをしたり、けっこう体で表現するタイプ」

 まだ、話したあと、チャンカチャンカとか歌ったり、踊るようなポーズをとることもしばしば。そういう時は極論やきわどい話のあとが多いので、緩衝材的な意味合いなのだと高坂さんは思っているという。『風立ちぬ』の制作現場での宮崎監督はどうだったのだろうか。

「C60という飛行機が飛び立つシーンがうまくいったときは、チャンチャカチャーンと、サンダーバードの曲を歌ったこともあります。奥さんの話もたまにします。このまえ、『奥さんに逆らってもしようがないから、家では言われるまま』と言っていました。ああ、僕と同じだなあ、と思いました」

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