「出産直後は3kgしか減らなかったんですよ。あと13kgは私の肉?とビックリ(笑)。食事制限をするといい母乳が出なくなるので、和食中心を心がけました。体を温めるとおいしいおっぱいが出るらしく、にんじんやごぼうなどの根菜類は意識的に取っています。生野菜よりは煮物。」
そう語るのは、現在、産後8カ月目のママ・熊田曜子(31)。彼女は妊娠中、体重が最大16kgも増えたが、現在は14kg減に。そのダイエット方法をつづった本『食べて痩せる−3kg! ヘルシー産後ダイエット〜熊田曜子 愛されママライフ』(廣済堂出版)が、7月31日に発売される。いったいどうやって彼女は体重を戻したのか?その秘訣を聞いた。
「白米が大好きなんですけど、玄米に替えました。そしたら、産後1カ月で11kg減ったんです。あと、最近のオススメがホイル焼き。作り置きもできるし、そのままホイルを丸めて捨てればいいので、洗い物もナシ。サーモン・たまねぎ・にんじん・きのこ類をホイルに包んで焼くんです。油は一切使わず、味付けも塩・こしょうのみ。サーモンに野菜の甘みが染みて、おいしいですよ」
ベスト体重にはあと2〜3kg減だと話す熊田。どうしてもその体型に戻したい彼女は、ふだんの生活にエクササイズを取り入れている。
「洗濯物を干すときにも、子どもに『ほら、パパのTシャツひらひら〜』と言って大げさに動くので、いい運動になっています。どうやったら子どもが喜ぶか、頭も体も使うのでカロリー消費にはなっているかな?子どもの機嫌と私の体調にもよりますが、週2〜3回は自宅でベビーヨガもやっています」
また、ベスト体重時にはいていた細いデニムをたまにはいて、太ったか痩せたかの物差しにしているそうだ。そんな彼女だが、産後はホルモンバランスも不安で「幸せなのに不安もいっぱいで、こんなに小さな新生児を私が育てられるのか」と、怖くてよく泣いていたという。
「でも、区の児童館での育児教室や、同じ月に生まれた子どもが集まる会にも参加していたら、ママ友が増えました。40歳前後の人から若いと23歳など、年齢もさまざま。近所に散歩に行くと誰かに会えるので、立ち話をしたり、情報交換をしたりしています。今後、赤ちゃんがいないと行けない映画館・ベビーシアターに、ママ友と子どもを連れて行こうって話しています」
いろいろと大変ながらも、子育てを楽しんでいる幸せそうな笑顔がそこにあった。