平均視聴率20%超の“伝説の怪物番組”電波少年シリーズが’03年に終了し、今年で10年。ダース・ベイダーのテーマ曲とともに、出演者にゆっくりと近寄る不審な後ろ姿……。電波少年シリーズを見ていた人なら誰もが知る“Tプロデューサー”こと土屋敏男さんは、笑顔で当時をこう語る。

「僕は自分が怖いとは思っていなかったんです。しゃべらなかったのは、相手にしゃべってほしかったから。黙っていると、『え、なんですか?』『ウッソー!』『ヤダー!』と勝手にリアクションしてくれる。僕は面白くって仕方ないから満面の笑み。担当ディレクターも番組を面白くしたいから、よりつらいことが起きればいいのに、もっと食べられなきゃいいのに、って思ってる。出演者が僕やディレクターを怖いと思うのも仕方ないか(笑)」

 土屋さんが追求したのは、面白さ。

「電波少年のキーワードは『少年=ヤンチャ』。僕は面白いことだけをやりたかった。これは見たことない、テレビってこんなこともするのか、にチャレンジしたかっただけなんです。出演者たちは人間のさまざまな可能性を証明してくれたので、感謝感謝ですよ」(土屋さん・以下同)

 ちなみに現在、出演者とは公私ともにつながりがあまりないという。

「猿岩石は生まれて間もないヨチヨチのころを知っているだけで、今は大人だからね。有吉が再ブレイクしたころ、僕は『出たがりブタ野郎』ってあだ名をつけられましたが(笑)。サムエル(Something ELse)は胃が痛い企画でしたね。達成できなかったら芸能界を引退して音楽をやめろと人生や夢を取り上げるんですから。辛くない企画なんてなかったはず。『やりますか? やりませんか?』と確認し、いつでもリタイア可にしたので、無理強いした企画ではありませんが、全ての出演者がトラウマもなく僕を呼んでくれる同窓会は、まだ数年後かなぁ……」

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