“ミスター半沢直樹”こと堺雅人が引き続き連ドラに主演中。’12年放送の続編となる法廷コメディドラマ『リーガルハイ』(フジテレビ系・水曜22時~)の主人公は、最強の弁護士・古美門研介。堺が振り切った演技で言い放つ、物事の本質を容赦なく突いた「名台詞」こそ、このドラマの真骨頂だ。

「いやあ『半沢直樹』には困りましたね。なにもあそこまで視聴率を取らなくても……。正直、すごいプレッシャーだしやりにくいです」と言って笑うのは、イケメン脚本家の古沢良太(40)。

「当初は、より多くの人たちに見てもらえるよう、前作よりもマイルドさを打ち出していこうかな、なんてあざといことも考えましたが、やめました。よりハチャメチャなことをやろうと。それで、第1話の冒頭のシーンをあえて古美門がものすごくバカな歌を歌うものに書き換えました。“これは半沢直樹じゃねーぞ、もっとバカだぞ”と(笑)」

 古沢が“バカなドラマ”と言うコミカルなやりとりに笑わせられながら、気がつくと何かを考えさせられている。前作の第9話に出てくる10ページに及ぶ長台詞は、ドラマ史に残るに違いない。

「3.11がなかったら書いていないですね。最初は簡潔な台詞だったんですが、堺さんに『もうちょっと増やしてほしい』と言われて、あの形になりました。たとえ支離滅裂でもバーーッと言うことが、人の心を打つんですね。長台詞をやるなら徹底してやったほうがいいということも学ばせてもらいました」

 ほかにも堺とは、台本を挟んでこんなやり合い(?)も。

「SPのラストシーンで、黛に『私に対するいじめでしょ?』と言われた古美門が『教育じゃ!』と答えますが、堺さんがその台詞を金八先生のモノマネでやったんですね。前のシーンで金八モノマネをしているので、堺さんは『当然ラストも金八でしょ?』と思ったらしいんですが、僕はそんなこと思いもよらなくて……。堺さんに完全に敗北した気持ちになって、すんごい悔しかった!(笑)」

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