初主演映画となる『風俗行ったら人生変わったwww』で”コミュニケーション障害で元ニート、29歳童貞男”という難役を演じた満島真之介(24)。主人公が風俗嬢との出会いによって過去の自分から脱却したように、この作品は彼にとって、大きな分岐点になったという。

「あまり役作りをしすぎると、自分だけの小さな世界しか表現できないと思い、『真っ白になろうと』と。それをみなさんに、どんどん色づけしてもらいました。今回の作品では、信頼できる人たちと同じ風を受けて、同じ匂いをかいで、同じ場所に進んでいくことができました。この仕事だからというより、生きていくうえでも、こういう大切な出会いが自分を成長させてくれると信じています」

 その大切な人の一人が、実の姉であり、日本を代表する若手女優・満島ひかり(27)。今、名監督からのオファーが絶えない満島姉弟には、同じ強さーー見る者を引き込んで離さない力がある。

「姉とは、空いている時間はわりと一緒にいますね。一昨日も、下の弟も一緒に焼肉屋に行きました(笑)。一緒にいるのは”家族として当たり前のこと”という感じです。”ひかりの弟”と言われることも、ぜんぜん何も気にしません。だって、生まれたときから弟なので(笑)」

 自分たちは、それぞれの生きてきた過程の中で偶然、この仕事についている。だけど、根底で思っていることは、すごく似ていると彼は言う。

「普通の生活を普通に生きていって、世の中の人の言葉をちゃんと代弁したい。その思いがあるから今、僕らは出られているのかなって。女性の言葉を代弁する満島ひかりという人がいて、さらに男の僕がいるというのも、おもしろいことだと思っています」

 デビュー3年で主役を掴んだ俳優は、足元もその行く先も、しっかりと見据えている。