「実は、明菜の母親の葬儀以来、明菜と私たち家族は今日までずっと音信不通で、一度も会えていないんです」
10月中旬、本誌にかかってきた1本の電話ーー。中森明菜(48)の“親族”と名乗るこの女性は、明菜が家族と“絶縁状態”にあるという衝撃の事実を明かした。
18年前、母・千恵子さん(享年58)の葬儀に明菜が出席したのを最後に、いっさい連絡が途絶えたままだという。
「ですから、もう高齢で体調を崩しがちな父親と明菜を、『元気なうちに一目でも会わせてあげたい』と、家族はみんな強く願っているのです」
だが、明菜が18年間も家族と絶縁しているという衝撃の事実は、これまで中森家の誰からも明かされたことはなかった。本誌は、東京都清瀬市に住む明菜の父・明男さん(79)本人を直撃して真偽を確かめた。
「ええ、私はおろか家族兄弟全員、明菜とはまったく音信不通です。明菜と私が音信不通なんていう記事が出ると、また明菜に迷惑がかかると思ってね。これまでは『ええ、去年のお正月には明菜と会いましたよ』なんて、嘘までついていました。寂しいですよ、それはもちろんかわいい娘ですからね。でも、それにはいままで誰にも語ってこなかった“ある原因”があるんですよ……」
こう言って絶句した明男さんは、絶縁に至った“原因”を、重い口を開いて語り出した。
「それは、明菜が私たち家族に“自分のお金を勝手に使われてしまった”と、固く信じ込んでいるからなんですよ。明菜は、当時の事務所のスタッフから『清瀬(の家族)にいっぱいお金が行っていて、大変なんだよ』と言われたそうです」
当時、家族で経営していたスナックや中華料理店に、明菜のお金がつぎ込まれていると、誤解しているのだと明男さんは語る。
18年の沈黙を破り、初めて明菜との確執を語った明男さんは、最後に、明菜への思いをこう口にした。
「明菜に会って、また一からこんな(お金の)話をする気はありません。明菜はいまだに会えなくても、私の自慢の娘です。お母ちゃんも、天国できっとわかってくれていますからね。私も、遠くからこのまま見守っていてやりたいですね」
自身も苦境に喘ぐ明菜が、“絶縁した父”と笑顔で再会する日は訪れるのか。