話題となった「カーヴィーダンス」の考案者でトレーナーの樫木裕実(50)。昨年12月、タレントのヒロミ(48)が経営するトレーニングスタジオから独立し、東京・中目黒に自らのスタジオ「カーヴィーグランド」をオープンさせた。ところが、そのスタジオがオープンして1年にも満たない中で、トラブルは起こった。関係者は次のように明かす。
「じつはカーヴィーグランドは11月末での閉鎖が決まっています。トレーナーやインストラクターは、運営会社の社員として雇用されているのですが、すでに正式に解雇通告もされています。まだ会員の人にも知らされていません。スタッフにはかん口令が敷かれているので、お客さんにそのことをしゃべれないのです」
突然の閉鎖に至ったトラブルの大きな原因は経営不振だったという。
「樫木さんのネームバリューでも、期待したような集客はできなかった。そりゃあ、そうでしょう。樫木さんに教えてもらえると思って入会しても、教えるのは樫木さんの弟子。本人はほぼ有名人しか教えませんから」(前出・関係者)
樫木のビジネスパートナーであるオーナーも、状況を打開しようと思っていたのだろうが、どちらも金は出さず、オーナーは撤退を決めた。さらに、樫木は自身が連れてきた約50人のスタッフを引き取らず、1人で去っていこうとしている、というのだ。
取り残されたのは、気の毒なスタッフたちである。本誌はカーヴィーグランドで働くインストラクターをよく知るという関係者にも話を聞いた。
「なにもせずに見捨てるなんて、本当にひどいと思います!トレーナーの仕事をしている人は、個人契約のお客さんを持っている人も多いのですが、カーヴィーグランドに引き抜かれたときの契約で、個人的な仕事は一切できなくなったと聞いています。樫木さんは、ここがダメでもほかにも仕事はあるだろうし、いつでもやめられるようにしていたわけです」
今回のトラブルについて取材を申し込むと、樫木サイドはマネージャーが対応した。「誰から聞いたんですか」と少し慌てるような口ぶりになるも、「お答えすることはできません」との回答だった。