「おばあちゃんは、楽天の試合のテレビ放送があるといつも見てきました。テレビの前に座って、一生懸命マー君のことを応援していたんですよ」と語るのは、『東北楽天ゴールデンイーグルス』田中将大投手(25)の父方の伯母だ。

おばあちゃんとは、地元・兵庫県伊丹市に住む田中投手の父方の祖母。これまで陰ながら応援し続けていた彼女だが、実は認知症を患い、さらに糖尿病から両脚を切断する不幸に見舞われていたという。祖母は、田中投手の実父の兄とその妻と暮らしていた。つまりマー君にとっては伯父と伯母にあたる。その伯母が本誌に明かす。

「今年の2月、おばあちゃんが糖尿病を悪化させて入院しました。一時は心不全を起こし、あやうく死にかけたこともありました。その後、退院しましたが、5月には二度目の入院をしてやむなく右脚を膝上10センチのところで切断。8月には左脚も同様に切断することになり、車椅子生活になりました。さらに認知症の症状も悪化して……。私たちだけで世話をすることに限界が出たため、9月からは介護施設への入所を決断しました」

マー君の実家は伯父宅の向かいにあったが、3年ほど前に引き払い仙台へ引っ越し、現在は更地になっている。『週刊新潮』9月26日号によると、引っ越し以来疎遠になっているというが、「祖母はマー君を溺愛してきた」と伯母は続ける。

「マー君は初孫だったので、いちばんかわいがっていました。いつも『将大は大物になるで!』と言って、肉や魚などを差し入れてね。高校野球で活躍し始めると、もうテレビにかじりついて応援していました。楽天に入団してからは、人と会うたびに『あれ、私の孫なんです!』と話して……。おばあちゃんにとって、本当に“自慢の孫”なんです」

そんな“最愛の孫”の活躍を、祖母は今年もさぞかし楽しみにしていたことだろう。だが、開幕を目前にした2月に、突如、入院してしまったのだ。現在は介護施設に入所しているが「それでもエールを送り続けているはず」と言う伯母。田中投手が“来季の大リーグ入り確実”とされていることについては、こんな複雑な心境を語る。

「マー君が最後におばあちゃんと会ったのは、おそらくもう3年ほど前のことだと思います。おばあちゃんも寂しいのでしょう。最近は認知症のせいもあって『将大は死んだ』と妙なことを口にするようになりました。あんなにかわいがっていた孫がどんどん遠くに行ってしまう不安から出た言葉なのかもしれません。アメリカに行くと、そう簡単には会えないでしょう。だから今のうちに戻ってきて、おばあちゃんに会ってほしいと思うんです」

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