これから年末にかけて全国のホテルで催されるディナーショー。今年の最高額はグランドハイアット東京でクリスマス2夜開催の矢沢永吉で、1人6万円。それも完全抽選制で即完売の勢いだという。
高級ホテルで年に1夜だけの贅沢を、というお客さんも少なくないようだ。それなら“倍返し”で楽しみたい。そこで、毎年40〜50本のディナーショーを手掛ける企画制作会社「プロデュース・コーバ」の増屋健一さんに聞いてみた。いい席を手に入れるには?
ディナーショーの販売ルートは大きく分けてホテル(チケットぴあなども含む)とファンクラブの2つ。ファンクラブのほうが前席をとれるというわけではない。「チケットの配分が半々だとしたら、いちばん多いのは会場の右半分をファンクラブ、左半分をホテルが販売するパターン。テーブルを交互に割り振るなどの工夫をするホテルも増えています」。
ホテルの場合、電話予約が一般的。早く電話したほうが前の席?「最近は入金順のところが多い。いい席をとるためには、即入金するのがベストです」。ホテルによっては、早期申込み限定でチケットが安くなる「早割」を実施しているところもあるそうだ。
「地方のホテルでは地元のラジオやテレビ番組内で、いい席の優先予約を実施しているところもあります。また、相席だと食事がくつろげないという声もあり、2人用、4人用の席を用意するホテルも増えています。申し込む際に、どのようなテーブル構成かホテルに確認すると安心です」
そして、大きなサプライズプレゼントも!
「せっかくのサプライズが台無しになるので、歌手名は伏せますが、告知なしにアーティストからお土産がもらえることもあります。本人が描いたポストカードにサインが入ったものや、サイン入りの写真立てなど、その年のディナーショーでしかもらえないものなので、ファンにとっては宝物になるはずです」