少女マンガの世界観が今もっとも似合う男子、佐藤健(24)。最新主演映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』では、原作の同名コミックに登場する“少女の絶対的ヒーロー像”を、見事に三次元で再現した。

 彼自身は高校時代、「窓の外ばかり見ていて、ぜんぜん目立たなかった」と語るが、現在は多くの女性に憧れられる立場にいる。今の立場に、思うことは。

「そうですね。本当にありがたいことです。逆に、そう言っていただけるうちが花だなと、存分に楽しもうと思います、そういう時期を。なくなったら、それはそれ、次は次ですね」

 多くの熱い視線を、実に自然体で受けとめる。そんな彼自身が、特別だと感じる女性はどんな人?

「やっぱり男子って、自分の範疇というか、枠から飛び越えてくるコに憧れるんです。こっちが論理的に考えているところを一撃で越えてくる言葉とか行動にふれると、『衝撃』と(笑)。もちろんそれは、非常識ってことでも迷惑をかけることでもなく、この人の発想は素敵だな、と思える方向でお願いしたい(笑)。そのラインは、そのときにならないとわからないです。ただぶっ飛んでいればいいってことじゃないですよ」

 半年前のインタビューでは「僕のこと以外、好きになれない人がいい」と、理想の彼女について語っていたが……。

「そうですね。理想ですね。やっぱり、自分だけを見ていてほしいし、自分もそうでありたいと思うんです。ロマンチストですか?……そうかもしれませんね(笑)。でも、僕にとっての、究極の理想はそうなんです。今も、それは変わらないですよ」

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