「元旦放送ということは、“2014年最初”のドラマということなので、すごくうれしいです」――1月1日に放送される正月時代劇『桜ほうさら』(NHK)への出演を、玉木宏はことさらに喜んでいた。
「じつは最近、島根に住む祖母から母に電話があって、『最近、宏はあまり仕事をしてないの?』と心配されたようなんです。確かに、映画の撮影や舞台が多かったし、地方では映らない番組もあったので。元旦に全国放送のドラマに出られて、おばあちゃん孝行ができました(笑)」
宮部みゆき原作の時代ミステリー。身に覚えのない罪を着せられ切腹した父の汚名をそそぐため、玉木演じる若侍は、江戸の街を奔走する。そんななか、桜の化身ともいうべき謎の女性と出会う……というストーリー。
「かなりしっかりとした作品になりました。お人よしでからっきし剣の弱い若侍が、江戸の人々に助けられながら真相を究明していくんですが、日本人の心にしみます。正月にふさわしい、家族で楽しめるドラマだと思いますよ。1月1日、僕も家族と見ますよ(笑)」