歯に衣着せぬ物言いで、40代女性の本音を言えるタレントとして支持されている大久保佳代子は現在、7本のレギュラー番組を持つ売れっ子芸人だ。連載“中山秀征の会いたい人”。今回は、そんな大久保さんが42歳の等身大こじらせトークを展開した。

中山「冗談抜きで、結婚は?」

大久保「私は男を見る目が自分にあるとは思えない。たくさん投資しても、逃げられたりもするから信用できない。できれば現段階で仕上がっていて欲しいです。私、真面目なんです」

中山「そうなると、難しいねぇ……」

大久保「もう結婚は難しいと思うんですよね。本当に酔っぱらってて、いつの間にか妊娠していて、『世間的にも結婚しなきゃいけない』くらいの“巻き込まれる感じ”じゃないと、無理かもしれない。段取りを考えていたら、すぐ45歳になって、もう東京五輪が来て50歳手前になっちゃいます」

中山「そのときのビジョンとかあるの?」

大久保「世田谷辺りの2LDKに、飲食業の方かフリーでライターをしているような方と同棲。籍を入れている絵が見えなくて……。子どもはいないかもしれないけど、家の中で柴犬を飼っていれば、自分の人生『ヨシ』とします。家賃はもしかしたら、私が3分の2払ってるかも。そうすると、7年後も仕事をしてないといけないんですよね……」

中山「働いている女の人はつらいよね。お金を払えちゃうから」

大久保「お金を払えば、男性は優しくしてくれるんです。ここ数年は絶対私が払っているんですよ。『女性はおごってもらって当然』とチヤホヤされた経験もないから、もしお金を払ってくれる男性が現れたら、すぐ好きになっちゃいます。この感覚は直そうにも直せないと思うから『仕事を減らさないように、安定した仕事をしなきゃいけない』と考えただけで吐きそうになります。もう嫌になる。本当は今もしんどいんです」

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