2月8日、映画雑誌『キネマ旬報』主催「第87回キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式が都内で行われ、俳優の松田龍平(30)が映画『舟を編む』で主演男優賞を受賞した。

 同賞では2000年に映画『御法度』で新人俳優賞を受賞している松田。87回という長い歴史のなかで、新人賞受賞後に主演賞を手にするのは史上初の快挙という今回、普段はクールな松田も「やってやったぞ!」と笑顔を見せた。

 主演男優賞を受賞した感想については「辞書を作る話でとても静かですが、撮影現場はすごくエキサイティングで、監督(石井裕也)に僕のやれることを全てぶつけさせていただきました。監督も二つ賞(日本映画監督賞、読者選出日本映画監督賞)をとって、これ以上嬉しいことはないです」と喜びを語った。

(撮影/小山伸正)

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