4月16日、「第39回 菊田一夫演劇賞 授賞式」が行われ、歌舞伎俳優の中村勘九郎(32)が出席。勘九郎は演劇賞を受賞し、「歌舞伎以外の舞台に出られるのは父のおかげでもある」と、亡き父・勘三郎さんへの感謝の思いを語った。
同賞は、大衆演劇で優れた業績を収めた人々を表彰するもの。勘九郎は、舞台『さらば八月の大地』と『真田十勇士』での演技が評価され、今回の受賞に至った。受賞について勘九郎さんは、「歌舞伎以外の舞台で賞をいただけるのは誇り。これからの励みになります」と笑顔でコメント。続けて、「父は行動するタイプで、『アンテナを張っていくのが表現者』と言っていました。少しでも近づけたらと思います」と話し、今後の活動への意気込みを見せた。
ほかに、ミュージカル『レ・ミゼラブル』のスタッフと出演者が演劇大賞、宮沢りえ(41)、田代万里生(30)、演出家の栗山民也氏(61)が演劇賞、草笛光子(80)が演劇賞特別賞をそれぞれ受賞した。
(撮影/小山伸正)