5月17日午前、人気デュオ『CHAGE and ASKA』のASKA(本名・宮崎重明、56)が逮捕された。容疑は覚醒剤取締法違反。今年4月に東京都港区内のマンションで、覚せい剤を所持していたという。逮捕後の尿検査では陽性反応が出た。

「マンションにはASKAと交際していた会社員女性、栩内香澄美(とちないかすみ・37)容疑者が住んでいて、同じ容疑で逮捕されました」(社会部記者)

 昨年8月、週刊文春は《シャブ&飛鳥の衝撃 飛鳥涼は「覚せい剤吸引ビデオ」で暴力団に脅されていた!》と題した記事を報じた。週刊文春の報道直後、本誌記者は福岡県内にあるASKAの実家で、実父Aさんに(84)を独占取材している。

 Aさんは元自衛官で剣道七段、地元では有名な剣士で、少年時代のASKAにも剣道の手ほどきをしていた。当時、Aさんは文春報道をきっぱり否定している。

「根も葉もないことです。息子は剣道を通して警察官とも付き合いが多いですからね。そんな人間関係もあるのに、はたして薬物に手を出したりするでしょうか?」「息子はそういう(薬物に手を出すような)やつじゃないんですよ。(覚せい剤)報道については、私は全然心配していません」

 昨年10月からASKAは活動を自粛していたが、4月30日に玉置浩二のライブに飛び入り出演し、『SAY YES』をワンコーラス歌ったという。

「ASKAとは最近も何度か会いましたが、変わった様子はありませんでした。それにしても、週刊誌で報じられて、世間からも注目されていたのに、なぜ覚せい剤と縁を切ることができなかったのでしょうか……」(音楽関係者)

 前出の週刊文春の記事によれば、ASKAは覚せい剤をひと月に30グラム使用しており、これは薬物依存者でも末期的なレベルなのだという。妻や2人の子供たち、そして福岡の老いた両親との家族の絆より、薬物の誘惑のほうが強かったのだ。

 ASKAは活動自粛中にファンのために『Be Free』という曲を作っている。

《自由になりなさい 楽になりなさい 誰かにそんなふうに言ってもらいたい》

 もしかしたら“薬の呪縛”から自由になりたいという心の叫びだったのだろうか。逮捕直後、本紙記者は再び実家を訪ねたが、庭に出てきた実父・Aさんは、問いかけに対しても何も答えようとはしなかった。

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