「2月に、あるコンサート会場で会いましたが、元気そうに見えました。(報道されているような)闘病とか、手術といったような話は、いっさい聞いていませんでした」と語るのは、6月4日に亡くなった林隆三さん(享年70)の親族だ。

 葬儀は生前の林さんの意志により密葬で行われた。参会者は50人ほどで、名優の葬儀としては寂しいもので、その会場には林さんの人生を彩った2人の女性の姿もなかったという。元妻で女優の青木一子さん(70)と、元マネージャーで愛人と報じられた女性・A子さん(46)だ。

「林さんと青木一子さんは“花の15期生”と呼ばれる俳優座養成所の同期生。’72年2月14日のバレンタインデーに軽井沢で挙式したのです」(演劇関係者)

 だが、結婚25年目を迎えたころから、家庭に歪が生じた。‘96年9月、妻の青木さんが家庭裁判所に離婚調停を申し立てた。直前に林さんは新しい事務所を立ち上げたのだが、そのことに青木さんは強い不満を持っていたのだ。

「一緒に事務所を設立した女性マネージャーA子さんは、林さんより24歳年下でした。もともと食品会社に勤めていましたが“林さんのために働きたい”とマネージャーに志願したのです。A子さんは、男性としての林さんにも惹かれていました」(前出の演劇関係者)
 
青木さんは2人の関係を疑っていた。当時、青木さんは涙ながらに「女の嫉妬と思われると嫌なのですが、正直言ってそう(男女関係にあると)思いました」と語っている。

林さんは会見でA子さんとの関係をキッパリ否定したもの、結局4年後の’00年に離婚が成立。長女は青木さんと一緒に、横浜市の家から出て行った。さらに数年前に長男も独立し、林さんは400㎡以上もある豪邸で、1人暮らしを続けていたのだ。

「林さんとA子さんの蜜月も長くは続きませんでした。離婚成立からほどなくしてA子さんも、林さんも元から去っていきました」(前出・演劇関係者)

 青木さんは現在、女優を続けながら、大学で演劇の指導をしているという。横浜の自宅は、外壁が一部はがれていた。この荒れた家で林さんが思いを馳せていたのは、家族4人が幸せに暮らしていた頃の幸せな記憶だったのだろうか――。

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