全国の優秀番組を選ぶ、’14年の「第51回ギャラクシー賞」ラジオ部門で、「DJパーソナリティ賞」を受賞したのは、エフエム沖縄の西向(にしむかい)幸三。担当する昼の帯番組『ゴールデンアワー』は、「ウチナーヤマトグチ(沖縄方言)」を交えた笑えるトークが中心。西向が、架空の放送局の局長、リスナーは社員、というユニークなスタイルだ。

「この番組は、開局以来の洋楽番組を終わらせてスタートした番組でした。なので、どうせやるなら中途半端じゃつまらない、面白いことは何でもやろうと決めました。エフエムっぽくないと言われることは十分、承知していたので、『これは架空の局の番組。好き勝手やりますよ〜』というスタイルにしたんです」(西向・以下同)

 インターネット上で音声や動画のデータファイルを公開する方法の1つで、インターネットラジオ・インターネットテレビの一種である「ポッドキャスト」も毎日、更新され、沖縄だけでなく各地にファンを持つ。

「中国、ノルウェー、クロアチア、アフリカから、リスナーの声が届いたことも。オフ会は、東京、大阪、名古屋など、各地であります。現地に暮らす沖縄出身の方が多いですね。沖縄の人は沖縄が大好き。また沖縄では、クルマでの移動が多いので、ラジオに接する機会も多いんです」

 東日本大震災では、被災地にラジオを届けた。彼が繰り返すのは、「ラジオはソーゾーです」という言葉だ。

「音だけで“想像”して、新しいことを“創造”する。ラジオのよさですよね。これからもいろんなことを発信していきますが、僕は、やっぱり笑える番組がいい。親が笑えば子も笑う。笑顔はつながる。人生、どんなにつらいことがあっても、笑えばなんとかなりますから!」