SHOW-YA。日本のガールズバンドの先駆けであり、現役で活動を続ける彼女たちがデビュー30周年を迎える。ボーカリストの寺田恵子(51)は言う。

「30年って考えるとすごく長いんだけど、でもなんかあっという間のような気もしなくもない。30年、一生懸命がむしゃらに走ってきたって感覚がずっとあるので、長い長い30年というよりは走り続けた30年だったかなって。でも最近の10年は以前よりももっと走っていますよ(笑)」

 そしてデビュー30周年を祝して初のカバーアルバム『Glamorous Show〜Japanese Legendary Rock Covers』を10月22日に発売。メタルからパンクまで、全11曲は誰もが知る名曲ぞろい。この11バンドを選んだ理由は?

「基本は自分たちに縁のある人たちと、自分たちが好きな曲で選んだんです。レコーディングは苦労しました(笑)。11組の、それもレジェンドなバンドのボーカルは基本、癖のあるインパクトの強いシンガーが多い。それを1人の人間が11人を演じるふうに表現していくわけですよ。その部分はちょっと大変でしたね」

 その11バンドを演奏し分けるメンバーの演奏力もすごい。

「だってうまいもん。メンバーは本当に努力の人たちだから、演奏面ではメンバーを信用しています。自分は11人の個性的男性シンガーをどうやってSHOW-YA色に染めていくかに専念しました。だから演奏中のレコーディングはもうずーっとかいがいしくみんなのお世話でした(笑)」

 11月30日、アルバム発売記念ライブ『GLAMOROUS SHOW』が、日本橋三井ホールで行われる。

「SHOW-YAは日々チャレンジして自分たちの限界を超えることに生きがいを感じて頑張っているので、ぜひライブに来てください」

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