「関西弁の芝居は初めてだったので苦労しました」

 NHK朝のテレビ小説『マッサン』で、鴨居商店の幹部の1人・紺野を演じる成河(ソンハ・33)は言う。もともとは、亡くなった劇作家・つかこうへいの秘蔵っ子。’02年、「★☆北区つかこうへい劇団」に入団し、翌年舞台『飛龍伝』でデビューした。以来、舞台中心に活動してきた彼にとって、『マッサン』はドラマ初レギュラーだ。

 マッサンのライバル的な存在である紺野について、その性分が自分自身と重なると話す。

「紺野という男は、幹部の中でも鴨居商店の“攻め”の姿勢にいちばん同調していて、生意気で、大将にかわいがられるマッサンに対しても、いちばん嫉妬心のようなものが強くて。正直、そういう役をもらったってことは腑に落ちるんです。というのも、僕はずっとそういう人間でした(笑)。ただ、年齢的にそういう自分を少し反省したりする時期で、今回、紺野という人物をいい意味で、距離を置いてやれたかなあって思います。本当、攻めること以外、何も知らなかった男なので、よくも悪くも(笑)」

 マッサンの玉山鉄二(34)とは、こんなエピソードが……。

「玉山さんの楽屋にフェースローラーが置いてあるんです。『早朝撮影のとき、顔がむくむから』って。ある朝、僕自身、モニターを見たら顔がパンパンのときがあって、『そういうことか!』とすぐに買いにいきました(笑)」