「本当にデキが悪くて、ドサドサしてます、存在自体が騒々しいというか。なんでここでこんな形のお辞儀をするの?恥ずかしいなあ、アホだなって(笑)。だけど、お客様に笑顔の花を咲かせることを第一に考えている、それも真知子なんです」

 そう話すのは、金沢の老舗旅館を舞台に、おもてなしの心を描いてきた昼ドラ『花嫁のれん』(フジテレビ系)で羽田美智子、野際陽子の二枚看板に、第4シリーズの今作から新メンバーとして加わった矢田亜希子(36)。ドラマの撮影中に誕生日を迎え、来年はデビュー20周年。

「そんなにたっちゃったんだ〜、って。16歳のころは、まさか20年後もこのお仕事をさせていただいていると思ってなかったので。20年の年月は外見にも正直出ていますし、中身は、それはそれは相当変わりましたよ(笑)」

 矢田は、昼ドラ初挑戦とは思えない、疲れ知らずの輝く笑顔で撮影現場を明るくしている。

「これまでもいろいろな転機はありましたけど、昼ドラを経験して、今、第三くらいの人生という感じですね。20年目にして、1日で42シーンを撮らなければいけないというスケジュールも初めてなんですよ。こういう現場もあるんだ!っていう新鮮な気持ちもあるし、このドラマが終わったとき、また違う力がついているような気もするんです」

 ドラマの見どころを、彼女は次のように語る。

「みなさんには、真知子みたいなダメなコでも頑張ってるんだ、と思って、元気になってほしいですね(笑)」

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