吉田松陰の妹・文の視線で描かれるNHK大河ドラマ『花燃ゆ』。今回は“胸キュン”要素が盛りだくさん!と太鼓判を押すのは、時代劇評論家でもあるペリー荻野さん。

「ヒロインを巡る4人のイケメンという構図は“幕末の『花より男子』”。しかも、松蔭が主宰した松下村塾は現代の男子校みたいなものでしょう。まさしくイケメンパラダイスですね。若くして死んでゆく“薄幸の美少年”好きには、幕末はたまらない(笑)」

 そこで、イケメン大河の見どころをペリーさんに解説してもらった。

 小田村伊之助役は大沢たかお(46)。文が淡い恋心を抱くが、姉の寿(優花)と結婚。薩長同盟に奔走し、維新を生き延びた男。

「歴史的にはほぼ無名ですが、松蔭の妹2人の運命の人。伊之助が太刀を振る場面では、大沢さんの筋骨隆々の胸板と上腕二頭筋に目がくぎ付け。今後もどんどん脱いでほしい!(笑)」

 吉田松陰役には伊勢谷友介(38)。国禁を犯し、黒船で密航を企てるも失敗。故郷の萩で蟄居の身となった後、松下村塾を主宰。

「松蔭は幽因された野山獄で、井川遥が演じる高須久子と出会い、和歌を交わします。一生結婚しなかった松蔭が、唯一女性に心を寄せる場面は、プラトニックだからこそ、キュン♥としそう」

 高杉晋作役は高良健吾(27)。代々毛利家に使えた名門・高杉家の長男。文武にも秀で、松下村塾の代表的志士に。

「高杉晋作といえば、イギリス公使館を焼き討ちするわ、たった80人でクーデターを起こすわ、27年の生涯は波瀾万丈。三味線をたしなみ色遊びも達者だったので、彼の死後も慕い続けた愛人が史実に残っています」

 久坂玄瑞役には東出昌大(26)。15歳で家督を継いで藩医に。高杉とともに“村塾の双璧”と称される秀才で、文の夫となる。

「天涯孤独の久坂が、文と出会ってどう変わっていくのかを注目したい。久坂は実際180センチの長身の美男子で女性にモテたそうなんですよ。女性に嫉妬されて困りはてる東出さんの表情とかみたいなあ(笑)」

 ペリーさんも幕末好き女性のひとり。戦国時代同様、身分に関係なく歴史に足跡がのこるので「ドラマチックですし、魅力的な人物が多いです」とペリーさん。

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