ひたすらボケ続ける高倉陵と、絶妙な間合いで鋭いツッコミを入れる久保孝真のお笑いコンビ・三拍子。安定感のある2人の漫才は、芸人たちの間にもファンが多い。’14年12月の「THE MANNZAI 2014」では決勝進出を果たし、爆笑問題の太田光が彼らのネタを大絶賛したことでも大きな注目を集めた。

高倉「ありがたいですね!僕はもともと爆笑問題さんが大好きで芸人を目指して上京してきたので」

久保「大会が終わったあと、『太田さんが、三拍子がいちばんおもしろかったって言ってたよ』って人づてに聞いて。すごくうれしかったです」

 芸歴14年目のベテランであるがゆえに葛藤もあったそう。

高倉「芸人を始めた当初は、ひとつずつステップアップしていく感じがすごく楽しかったけど、芸歴8年目以降は停滞で。先が見えなくなっていたときに、『THE MANZAI 2014』で決勝に行けたので、今まであったなんとなく頑張ろうっていうのが、本当にがんばらなきゃなって」

久保「正直、職業を何て言ったらいいか、まだわからない状態もあった。『売れないかもな』っていう現実味がすごく怖くて。なので、大会で挑戦するのは今回がラストの覚悟で臨みました。年末にやっと目標が達成できてよかった」

 テンポよく展開していくネタが自他共に認める三拍子の持ち味だ。

高倉「事務所に入りたてのころ、1カ月に27本のライブをやっていて。しかも毎回同じネタ。それを何年もやらせてもらったから、今のお互いの間の感覚やコンビの空気感ができたんだと思っています」

久保「若手にはない、安定感あるネタはできると思いますね」

 2人の今後の目標は?

高倉「最近はテレビも規制があるし、ライブの形も皆同じようなものばかり。お笑い全体がまとまったものになってきている気がするので、お客さんと一緒に楽しめる新感覚のイベントをもっとやりたい」

久保「自分たちが発信したものに興味をもってもらえる賛否ある芸人になりたいですね」