「稽古を重ねれば重ねるほど、辰五郎はこんなキャラクターなんじゃないのかな、こんなふうに行動するんじゃないかなっていうのがモクモクとわいてきて。台本のセリフをどんなニュアンスで発するのか、詰めていたんです」 そう話すのは、3月1日に東京・明治座で主演舞台の初日を迎えた氷川きよし(37)。芝居は江戸の火消しの人情ものだ。取材に入ったのは本番直前の2月、稽古場で氷川は、演出家...

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