《楽しいしマメだからどんどん更新しちゃうんだけど、iPhoneばっかり触ってるのがやだ》
 
4月13日のブログに、そう綴った千秋(43)。彼女は「SNS全部辞めたい」とスマホに依存している生活を改めたいとも記している。スマホ依存症にくわしい成城墨岡クリニックの墨岡孝院長は次のように語る。

「シングルマザーのほうが一般の人よりスマホ依存症に陥ることが多いですね。多くのシングルマザーの方は家の中で1人で、会話する相手がいません。その孤独のなかで子育ての相談など、ママ友らとの絆を大切にしなくてはならないという環境におかれています」

 自身もシングルマザーで、過去に自身のネット依存をブログで告白した作家の内藤みかさん(44)はこう話す。

「子供がまだ小さいと、買い物や銀行に行くのにも、ひと苦労ですよね。今は身の周りのことがだいたい何でもスマホで済ませられます。『スマホが何でも解決してくれる』と思い始めると、依存症の第一歩です」

 子育ての負担を減らすためのスマホなのに、そのせいで子供と向き合えなくなる可能性もあると指摘する。

「特にシングルマザーの方は1人で子育てを頑張る、マジメな方が多いんです。ママ友の書き込みをうっかり見逃し、『読んでくれていない』と一度言われた女性は、その言葉がきっかけで、全ての書き込みをチェックするようになりました。育児の相談ができるママ友のメッセージを読み落としてはいけないと生真面目に考えているのです。シングルマザーは、家では1人の場合が多いですから、友達を失うことを極端に恐れます。だからスマホ依存症になりやすいんです」(内藤さん)

 子育てを第一に考えるシングル母が陥るスマホ依存症。千秋もいつのまにか、その罠にかかっていたようだ。