「僕の中で、エスケープ欲というのが強い。ドラマの撮影をしていても、『主役の僕が、いきなりトンズラしたらどうなんだろう』って考えたり、『もっと別の職業はないかな』って、ときどき思っているんですよ」

 笑顔でこう話す斎藤工(33)。’13年に即完売した写真集『斎藤工 蜷川実花』“箱根編”の限定復刻版と、その続編として今年1月に撮り下ろされた“京都編”“東京編”が5月1日に同時発売される。最新写真集のテーマは、逃避行。

 先の爆弾発言のあと、「じつは写真を撮られるのも苦手」と続けた斎藤。

「嫌いですね。写真集を出すっていう行為はもっと嫌いです。でも(蜷川)実花さんの現場って、撮られるって意識するより、その空間に漂うことのほうが大事なんだなって感じて。だから僕は、ひたすらゆらゆらしているだけ。珍しい方ですよ、距離感として。あんまり会話もしないです、お互い、人見知りが強いので。今回、写真の中に、なんかこう理屈じゃない、アレッ?ていう違和感みたいなものが生まれないかな、って思ってました。見る人の時間を止めたいんですよ。普通は自分のペースでページをめくっていくけど、そのイニシアチブを、作品のほうが持つ瞬間が生まれたらいいなあって」

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