「楽しく撮影してますよ。ただ、内容が……タイトルからキュンキュンするものを想像しがちですけど、真逆で。離婚して、ボロボロになったところからのスタートなので(笑)」

 そう語るのは、ドラマ『恋愛時代』(木曜23時59分〜/読売テレビ・日本テレビ系)で元夫・理一郎を演じる満島真之介(25)。本作は、運命的な出会いで結婚し、1年5カ月で離婚。それぞれ未練を残したまま、元妻と元夫が互いの再婚相手を探しあう、ちょっと変わったラブストーリー。

 実生活では、昨年末に結婚した満島。バツイチの男を演じるのは、なかなか寂しさ満点なのだと話す。だが、片やバツイチ、片や新婚と境遇は違えど、ピンポイントな共感もある。

「誰にでも優しくしちゃうところですかね(笑)。でも、いちばん近くにいる人はおろそかにしてしまう……。『今欲しい言葉を言ってよ』って言われて、ほかの人には対応できても、彼女には『ん〜、え〜』みたいな感じ。理一郎という役には、男の根本的な部分が描かれていると思います」

 自身の恋愛や人生は、本能に従うほうがうまく運んだという。結婚もそう。一瞬の決断だった。

「『どうも、はじめまして』で、『うわ、この人と一生一緒にいるわ』って、それだけです。そういうことが本当にあるんですよ。僕の血がそうさせるのか、素敵な人には素敵って素直に言っちゃう」

 恋愛以外でも、直接会って話すのが好きで、意味なく喫茶店でお茶をしているそう。

「最長で丸1日、友人が入れ代わり立ち代わりで、占い師かって感じですよ(笑)。人と会って話すと、心に新しい風が吹くんですよ−−ってところで、僕の中で全部つながってるんです。幼いころから見てきた(沖縄の)自然と、血の流れと、行動が、ひとつずつ一致し始めてる。結婚もそう。ドンピシャできたな、って思っているんです」

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