《皆が笑顔絶えない1年になりますように!》
女子サッカー『なでしこジャパン』の澤穂希(36)は、絵馬にこう願いを綴っていた。3月、彼女は所属チーム『INAC神戸』の地元である兵庫県神戸市の弓弦羽神社へ祈願に訪れていたのだ。
「羽生結弦(20)も訪れたことで“ユヅリストの聖地”として知られるようになりましたが、この神社には日本サッカー協会のシンボルである八咫烏が鎮座しています。だから彼女はチームメイトと毎年この神社を訪れ、必勝を誓っているのです」(スポーツ紙記者)
そして現在、カナダで行われているサッカー女子W杯で日本は見事決勝トーナメント進出!澤は初戦のスイス戦から先発出場し、チームの勝利に貢献していた。
「でも実は初戦を前に、バンクーバーで思わぬハプニングがあったんです」と証言するのは、現地スポーツライターだ。
「今回『なでしこジャパン』が練習場を借りたのは、ブリティッシュ・コロンビア大学のグラウンド。そこで日本の取材陣が大学のアメフトチームメンバーに『なでしこ』メンバーの写真を見せて“恋人にしたい人・総選挙”を行ったのですが……」
取材陣としては余興のつもりだったが、『なでしこ』メンバーたちは「あの選手がイケメン!」と大盛り上がり。“総選挙”の結果にも、興味津々だったという。
「結果、1位は宇津木。2位は大儀見、3位が近賀でした。ところが澤に入った票が、なんとゼロ票だったんです」
これには、澤もショックを受けていたという。
「澤は誰も票を入れてくれなかったことで心がくじけてしまい、帰りのバスでも『私は外国人受けするタイプだと思っていたのに……』と落ち込んでいたそうです」(前出・スポーツライター)
澤の心を砕いた“アウェイの洗礼”。暗雲立ち込めるなか、彼女はエースとしての精神力で乗り越えたようだ。